歳寒蝋八至、粥の香りが「三孔」に満ちている。曲阜という千年の礼楽文明を沈殿させた土地は、温かくてまろやかな蝋八粥で、新旧の歳月の約束を結びつけ、寒冬の中の温情を、青レンガと瓦の古い庭の奥に隠し、訪問者一人一人の心の底に刻み込んでいる。
午前10時、孔府の境内はとっくに暖かくなり、人の声と粥の香りが絡み合い、朱門の高い壁を越えた。年に一度の「蝋八布粥」というイベントが予定通りに開幕し、全国各地からの観光客と地元の村の人々が声を聞いてやってきて、足を止めて待ったり、軽く雑談したりして、その熱気に目を奪われ、千年を超えた暖冬の約束に向かった。

スタッフは優雅な漢服を着て、磁器の茶碗を手にして、とろ火でゆっくり煮込んだ「蝋八粥」をしっかりと渡した。お粥の碗を手に入れると、とろりとした米の香りが蓮子、桂円、ナツメの甘い香りを包み込んで、口に入れると綿密で柔らかい、暖かい気持ちが舌の先に沿って心の底に届く。「おかゆを受け取った瞬間は、暖かいだけでなく、ずっしりとした文化の贈り物を受け取ったようだ。」浙江から来た観光客の李丹さんは食べながら、わざわざ子供を連れて来たのは、子供に花火の中で伝統的な祝日の魅力を感じさせたいからだと笑って言った。

「蝋者、接ぐなり、新旧相接するなり、大祭して功を報ずるなり。」この蝋八粥には、孔府の食製のこだわりと伝承が隠されている。それは厳格に古法に従って、香米、蓮子、桂円、ナツメなどの食材を精選して、とろ火で数時間ゆっくり煮て、すべての食材の養分と香りを十分に融合させて、煮出したのは舌の上の味だけではなくて、更に歳月が沈殿したまろやかさと敬意である。
1杯の「蝋八粥」は、季節の美食だけでなく、「孔府の年越し」シリーズの盛大な幕を開けた。この春節、曲阜の「三孔」観光地にはすでに豊かな文化年宴が用意されており、古今を越えて、ありのままの味、礼楽が融合した古城の新年をご案内します。
通信員:宋大壮