大阪・関西万博の目玉の一つとされる「空飛ぶクルマ」のデモンストレーション飛行中に機体のトラブルが起きたことを受けて、日本国際博覧会協会は27日、「安全性が確認できるまで当面、飛行を中止する」と明らかにした。
【写真まとめ】「空飛ぶクルマ」のデモ飛行の様子

協会によると、26日午後3時ごろ、丸紅がデモ飛行を実施中、米リフト・エアクラフト社製の機体の一部が破損して落下。フレームの一部や、18あるプロペラモーターのうち一つが破損したという。飛行していたのは観客が立ち入れない区域で、けが人はいなかった。
デモ飛行はゴールデンウイーク期間中も予定されていた。同型機は会場内にもう1機あるが、安全が確認できるまで運航はしない方針。再開のめどは協会が改めて発表するという。【高良駿輔、岩崎歩】