山東済寧任城区:水郷が蝶のごとく美に生まれ変わる

山東済寧任城区:水郷が蝶のごとく美に生まれ変わる

秋日和、村内の池の水面に映る青い空と白い雲。新しくできたアスファルトの道沿いに咲いているピンク、紫、黄色い花。沿岸の木橋と散策道の間に位置付けている田園風の「夢里水郷」茶の間、「喩見花開」見学実践基地。この長閑な風景を背景に、楽しく話を交わしながら、遊んで写真を撮っている観光客たち。ここは、山東省済寧任城区喩屯鎮大李庄村の「喩見夢里水郷」である。

「SNSで大李庄の動画を見てきれいだなって思って、友達を誘って来ました。本当に美しくて、来てよかったんです!」観光客の李さんは大李庄の動画を見たため、中秋・国慶節休暇に友達4人を連れて市内から車で30分かけて来ました。穏やかでのんびりした水郷風景を満喫している。

大李庄村は数年前に建てた省クラスの秀麗田舎である。今年、任城区は喩屯鎮の「浜湖水郷」田舎振興示範エリアづくりに最善を尽くしている。その結果として、大李庄村の生活環境、インフラ施設がさらに向上された。「ここ数年間、アスファルト舗装、汚水と雨水の分流、汚水処理、緑化活動等のプロジェクトを立て、全地域の生活環境改善を実施しました。今の緑化面積は80%以上に達していて、村内環境が一新しています。」大李庄村党支部書記の李愛華が話した。

「夢里水郷」茶の間の前にある散策路に立って西方向に眺めれば、王軍庄村の秋月梨生産基地の壁落書き冷蔵倉庫が見える。作業員たちは採りたての梨を重量別に箱に入れて、出荷前に冷蔵倉庫へ運んで保存している。王軍庄村では、「支部+共同体+農園」経営モードを導入し、土、水設備の完備によって、一千畝の秋月梨栽培基地を建てた。「この品種の梨は甘味たっぷりで果肉がきめ細かくておいしいです。喩屯の土と水環境は秋月梨の栽培にピッタリです。」秋月梨栽培基地の責任者崔愛国さんがこう話した。8月末から、秋月梨の完熟期に入ったため、数十名の村人が雇われ、三シフト交代で梨を分類・包装している。これでも間に合わないぐらい注文が続々と来ている。

大李庄村の夢里水郷、王軍庄村の秋月梨生産基地は喩屯鎮「夢里水郷-秋月梨生産基地-喩見民宿-喩興園」という農業・文化・旅行を一体化した厳選ツアーの重要部分となっている。任城及び周辺都市を含め、年間合計10万人以上の観光客がここに来て遊んで消費している。

「我々は田舎の「小さくて分散している」という現実に即し、地域隣接、資源共有、産業共創の原則に従い、強い村がリードし、弱い村が協同作業を、プロジェクトを推進することで、全地域に田舎旅行、厳選果物野菜狩り、良質水産養殖、秀麗田舎体験、ハイレベルな畑栽培の五つのエリアを作り上げました。」喩屯鎮党委副書記、鎮長劉近波がこう紹介した。全地域が積極的に模索して立てた農業・文化・旅行・商業一体化の農村発展ルートの下で、浜湖水郷が蝶のように生まれ変わり、美を目指して進んでいく。