中国共産党第20回全国代表大会の報告では、「優れた中華伝統文化を継承し、国民の精神的な文化ニーズの高まりに応える」と掲げられた。山東省済寧市任城区は、斉魯文化と運河文化というリソースの優位性を活かして、人文の肥えた土壌を耕し、文化的な「両創」をより深化させ、より実務的に推進していく。
張寨新村は任城区唐口街の北西部に位置し、現在は人口1149人、党員数40人である。近年、張寨新村は農村の振興を目標とし、文化的な「両創」を駆動力とし、「書香張寨」文化ブランドを呼び出し、「孝賢張寨」統治ブランドを打ち立て、「オシア張寨」業界ブランドを作り出し、文化・産業が振興するためのウィンウィンの道を歩む。
人徳や文化のある村風を育てることを主張し、「書香張寨」を呼び出す。積極的に「書香文明家庭」の表彰を実施するとともに、エリート奨学金基金を設立し、村を挙げて向学心と良質の教育文化を形成する。定期的に村における有能者による講座を開催し、村外から張寨の人材を招待して村の変遷を見たり、感想を話したり、発展を検討したりして、人材が外に出て、また戻ってくるという好循環が形成される。それに「書画」協会と読書グループを設立し、「郷賢課堂」を創設し、伝統文化の伝承、芸術教育、理論宣伝、技能養成を一体化した新たな郷土教育モデルを構築する。
伝統的な文化や民俗を大事にし、「孝賢張寨」を打ち立てる。 伝統的な祭りを媒介として、村人による春聯書き、折り紙、切り紙、ゴマ団子送り、提灯謎解きなどの伝統的な民俗行事が行われる。積極的に美徳と健康な新生活を提唱し、党員と民衆を動員して、村の包括的な環境改善やボランティア活動などに参加させる。儒教文化講演会、家庭倫理文化研修会などを開講し、郷の儒教講師を招待して、伝統的な親孝行文化を普及させる。文明的な家庭や美しい中庭の構築を展開し、善行・正業の四徳一覧を掲示し、「良い娘婿、良い母親婿」の選考会を行う。村ぐるみで百歳老人の誕生日を祝い、親孝行と敬老のボランティア活動を行い、積極的に多様で賑やかな親孝行文化を作り上げる。
産業により文化発展への促進を貫いて、「オシア張寨」を作り出す。党支部が率いる「済寧市嘉運農業植栽協會」を開設し、1689ムーの土地資源をまとめて、全力でオシア産業の発展を目指し、850万元を投資してオシア織物工場を建設し、農業・工業・貿易が一体化で、生産・販売のワンストップマーケティングを形成した。産業発展の推進に伴って、引き続き文化力を強化し、柳編み展示館を建設し、オシア織物無形文化遺産を手がかりに、柳編みを特徴とした文化村の建設に焦点を当て、産業で文化を推進させ、文化で産業を発展させるモードが形成された。