『浦安鉄筋家族』23年ぶりに休載へ 理由は作者の家族旅行「スイマセン!!」

『浦安鉄筋家族』23年ぶりに休載へ 理由は作者の家族旅行「スイマセン!!」

 人気ギャグ漫画『浦安鉄筋家族』(作者・浜岡賢次)が次号、約23年ぶりに休載することが、連載誌『週刊少年チャンピオン』編集部への取材でわかった。休載は2000年11月発売号以来となり、連載再開は8月3日発売の36+37号となる。

【画像】連載30周年!公開された『浦安鉄筋家族』記念カラーイラスト

 休載については、20日発売の連載誌『週刊少年チャンピオン』34号にて発表されており、同誌では「次号は…まさかの休載!? 30年ぶりの休載で羽を伸ばすチョー!!」とし、「連載再開は36+37号(8月3日発売)より!」と告知。同号に掲載された物語のサブタイトルも「休載前のあかね」となっている。

 休載理由について作者の浜岡氏は巻末ページにて「次週『浦安』、お休みします。家族旅行です。スイマセン!!」と説明している。

 「30年ぶりの休載」と告知しているが、同作は1993年に連載がスタートしている。連載開始早々に休んだ可能性もあるが、ネット上ではファンから「23年ぶりに休載」と指摘されていた。

 ORICON NEWSは編集部へ「ファンから23年ぶりの休載ではないか?と言われておりますが、最後に休載したのはいつでしょうか?」と質問すると、編集部は「先ほど、浜岡先生に確認したところ『あっ、そういえばアメリカ旅行に行く時、休載してました!(笑)』と説明を受けました。編集担当も昔と今では違うため、うまく情報の引継ぎができず申し訳ございません!」と訂正した。

 同作は、千葉県浦安市を舞台に、元気過ぎる小学生の大沢木小鉄とその家族や仲間たちが繰り広げるドタバタコメディー。実在するプロレスラーや芸能人、有名アニメや漫画キャラクターに似た登場人物が出てくるパロディーや過激な下ネタが多い作品となっている。

 『週刊少年チャンピオン』で、1993年から連載がスタートすると、人気を博し2度のテレビアニメ化(98年、2014年)、2020年には実写ドラマ化もされた。漫画はシリーズ化され、タイトルを変えながらも続編として今でも連載が続いている。『浦安鉄筋家族』(93~02年)、『元祖!浦安鉄筋家族』(02年~10年)、『毎度!浦安鉄筋家族』(10年~18年)、『あっぱれ!浦安鉄筋家族』(18年~)。