梨泰院惨事、韓国プロ野球にも余波 頂上決戦も規模最小化…イベント大半キャンセルに

梨泰院惨事、韓国プロ野球にも余波 頂上決戦も規模最小化…イベント大半キャンセルに

  • KBO公式サイトより
  • 事故のあった梨泰院(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

韓国シリーズ初戦は2万人以上の人出予想

14年4月に韓国の大型旅客船セウォル号が沈没する事故があった当時、KBOは哀悼期間中に球場でのチアリーダー応援を控えた。

スポーツソウル(WEB版)は、韓国シリーズは最大で2万人の人出が予想されるとし、KBOは球場の安全管理強化に万全を期すと伝えた。

同メディアの取材に対してKBO関係者は「基本的にポストシーズンに入って安全管理をさらに強化した。特にファンが移動する動線などについて外部企業が徹底的に管理している。韓国シリーズではもっと注意を傾ける」などと語った。

記事によると、韓国シリーズ初戦が行われる仁川SSGランダースフィールドは最大2万3000人収容で、試合終了後に2万人を超える観客が一度に移動する。これまでは特別な事故はなかったが、梨泰院の事故のようなことが起こる可能性を含んでいると指摘した。

11月1日開幕の韓国シリーズは、リーグ1位のSSGランダースがプレーオフを勝ち抜いてきたキウム・ヒーローズと7回戦を行う。第1戦、第2戦はSSGランダースのホームで行い、第3戦、第4戦はキウム・ヒーローズの本拠地・高尺スカイドームで行われる。第5戦以降は舞台を再びSSGランダースのホームに移して行われる。

梨泰院での事故は10月29日夜、人気ドラマ「梨泰院クラス」の舞台にもなった繁華街で起きた。ハロウィーンで集まった人々が狭い坂道で群衆雪崩を引き起こし、154人が犠牲になったと報じられている。