山東省済寧市任務城区:伝統文化教育を改新、さらに用心

山東省済寧市任務城区:伝統文化教育を改新、さらに用心

「博く文を学び、之を約するに礼を以てす;礼を学ばざれば、以て立つこと無し;礼の用は和を貴しと為す;仁礼の心による徳を美と為す……」これは山東省済寧市実験小学校任興キャンパスの教師たちにより作られた文明礼儀体操の歌。そこの学生たちは毎週月、水、金曜日の休み時間に踊るようになっている。国学と現代礼儀を融合し、国学の伝統の美と現代の流行り要素を両立させる該当体操は、旋律が美しくて動きが滑らかで覚えやすいため、学生たちが歌って踊って体を鍛えながらも国学の魅力を実感している。

「伝統文化を小学校の授業に用いて、青少年の身近な存在にすることで、肝に銘じて行動に移すことを実現しようと取り込んでいます。」済寧市実験小学校校長の李玲玲さんがこう紹介した。該当学校は思想政治教育方面において、積極的に探索した結果、家庭、学校、社会による「三位一体」の伝統文化教育環境を作り上げた。

「群青、エメラルドグリーン、オーカー、シナバー、東雲色……」という説明の声が済寧市実験中学校校内の呉貞光スタジオから聞こえてくる。子供たちは体験しながら、中国の伝統絵画を学び、文化の広さと深さを身をもって思い知る。「体験型教育を通して、国粋に触れ合うチャンスを与えれば、中国伝統文化に対する理解が深まるでしょう。学生たち自ら絵を書いて、自分の感情を取り入れることで、芸術気質育成に役立てると思います。」中国美術家協会会員、任城区教育研究センター高校美術教育員呉貞光さんがこう話した。

任城区全体は文化「両創」プロジェクトをきっかけに、徳育の確立を中心に、学校の思想政治教育を通して、新時代に相応しい思想概念、精神、美徳、行為規範を持つような、そして道徳を分かり、公徳を守り、個人道徳を厳守し、社会主義核心価値観を実践できるような「仁義」少年を育成することに取り込んでいる。

今年に入ってから、阜橋通りは資源統合、規範管理、ブランド作りによって、孔子学院の設立を進めている。「儒風の町」を看板に、現在はコミュニティ15個、学校8校、企業6社に合計30校の孔子学院を設立し、社会の基礎構成最先端に伝統文化教育の展開に力を入れている。
仙営コミュニティには、生き生きしているカナメモチに囲まれ、「尚徳明礼」「誠信仙行」などの文字が書かれている赤い提灯が飾っている260メートルの古くから存在し、今は近所有名な「信用街」となっている仙営通りがある。そこには、数年にわたって建てた儒家孝行文化広場、孝善和美文化街等、儒家思想が溢れる、また教育性と鑑賞性両立の儒教景観があり、体験型教育方法を探っている証となっている。

任城区では、「美しい任城人」活動を推進し、身近な善人、美徳な人、運河職人を選挙することで、社会主義核心価値観の植え付けを強化している。「10分間ボランティアサービス圏」を作り上げ、ボランティア隊3000隊を配備し、7万回以上のボランティア活動を行った実績がある。コミュニティの中でも、美徳信用街、文明街リーダー選挙が行われていて、農村の中でも、「幸福食堂」「幸福ランドリー」等の文明実践場が設けられていることから、「美徳山東と信用山東プロジェクトの実践地域」に選ばれた。