大型で非常に強い台風6号は沖縄地方に接近しており、宮古島で39.0m/sを観測しました。台風はUターンするため、沖縄や奄美では荒天が長引く恐れがあります。
台風6号が接近 宮古島は暴風域
3日(木)9時現在、大型で非常に強い台風6号は、宮古島の北約210キロをゆっくりした速さで西北西へ進んでいます。宮古島の一部が暴風域に入っています。
最大瞬間風速は久米島空港で42.2m/s(0時44分)、宮古島で39.0m/s(6時17分)、石垣市伊原間で37.7m/s(2時20分)を観測しました。
300ミリ近い大雨も
2日(水)は沖縄本島地方を中心に、3日(木)は先島諸島を中心に台風本体の雨雲がかかり、大雨となっています。
24時間雨量の最大値は沖縄県読谷村で286.0ミリ(0時10分まで)、那覇市で259.0ミリ(0時10分まで)、久米島空港で256.5ミリ(3時30分まで)、宮古島で245.5ミリ(9時20分まで)を観測しました。これまでの大雨で土砂災害の危険度が高くなっている所があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
沖縄は大荒れの天気が長引く
台風6号は、3日(木)は東シナ海を西北西へ進みますが、その後、向きを変えて、4日(金)から6日(日)頃にかけて強い勢力を維持したまま東に進むでしょう。沖縄地方では6日(日)頃にかけて、大荒れの天気が長引く恐れがあります。奄美地方はさらに風が強まり、暴風となるでしょう。海上は猛烈にしけますので、高波に厳重に警戒が必要です。
また、6日(日)頃にかけて、沖縄地方や奄美地方では台風本体や周辺の発達した雨雲が断続的にかかり、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
台風の影響と大潮の時期が重なるため、沖縄地方や奄美地方では潮位が高くなる所があるでしょう。沖縄地方では4日(金)にかけて、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に厳重な警戒が必要です。