亀田はアフマダリエフ挑戦に意欲
スーパーバンタム級2団体統一王者のアフマダリエフは、スーパーバンタム級転向を示唆している世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、29)が標的とする王者のひとりで動向が注目されていた。
元世界2階級制覇の亀田和毅(TMKジム、31)もアフマダリエフの保持するWBA王座を狙っており、スポーツ紙などの報道によると、亀田は1月4日に行った会見で改めてアフマダリエフ挑戦に意欲を見せた。
アフマダリエフは16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得し18年にプロデビューした。20年1月にWBA・IBF世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(米国、32)を判定で破り王座を獲得。その後、3度の王座防衛に成功している。戦績は11勝(8KO)無敗。
挑戦者のタパレスは元WBO世界バンタム級王者で、21年12月に行われたIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で勅使河原弘晶(三迫、32)をKOで破りIBF王座の挑戦権を獲得した。
スーパーバンタム級はスティーブン・フルトン(米国、28)がアフマダリエフの対抗団体WBC・WBO王座を保持しており、海外メディアでアフマダリエフとの王座統一戦の話題が上がるもいまだ実現していない。フルトンは次戦で1階級上のWBC世界フェザー級暫定王座決定戦に出場する可能性もある。