ファン「こういうコーチと選手の関係は素敵」
来日初捕殺を記録したウォーカーは1-1の同点で迎えた4回にも魅せた。
2死1、2塁から石橋康太捕手(21)が放ったレフト前ヒットを捕球したウォーカーは中継を通さずダイレクトで本塁に送球。本塁に滑り込んだ2塁走者の阿部寿樹内野手(32)はタッチアウトとなり、逆転を阻止した。
このプレー後、中日・立浪和義監督(52)がリクエストし審判団によるリプレー検証が行われたが判定は変わらず。ウォーカーはこの日2つ目の捕殺を記録した。
ウォーカーは28日時点で打率.313、16本塁打、36打点をマークし打撃でチームに貢献してきた。その一方で守備の送球などに難があり、亀井善行外野守備権走塁コーチ(39)の指導を受けてきた。
スポーツ紙などの報道によると、亀井コーチはウォーカーの捕殺に感激した様子で「ちょっと涙出そうになっちゃったよ。感動した」などと語ったという。
インターネットではウォーカーと亀井コーチの日々の努力を知るG党から感激のコメントが寄せられた。ツイッターには「どこまで化けるのかとても楽しみです」「本人もコーチも偉い」「努力したら変われる」「こういうコーチと選手の関係は素敵ですね」などの声が寄せられた。
チームはリーグ首位のヤクルトに11ゲーム差を付けられながらも2位をキープ。29日の中日戦は山崎伊織投手(23)が先発のマウンドに上がる。