福岡空港国際線と市中心部を「地下鉄」で結ぶ?市が検討 バス減便必至も…西鉄社長が歓迎する理由

福岡空港国際線と市中心部を「地下鉄」で結ぶ?市が検討 バス減便必至も…西鉄社長が歓迎する理由

  • 福岡空港は国際線ターミナルのアクセス改善が課題だ
  • 西日本鉄道(西鉄)の林田浩一社長。国際線ターミナルへの計画について「全体としてはウェルカム」だと述べた

市長選直後に報じられて「びっくりしている」

福岡市の地下鉄は、1993年に1号線(現在の空港線)を延伸する形で博多-福岡空港間が開業。当時は国内線と国際線のターミナルが隣接していたが、99年に現在の国際線ターミナルが開業。都心からのアクセスが不便な状況が続いてきた。

報じられた国際線ターミナルへの乗り入れ計画は、橋本-天神南間を結ぶ七隈線を延伸する形が想定されている。七隈線は23年3月に天神南-博多駅間が開業予定。博多駅から国際線ターミナルに向けて、さらに約3キロ伸ばすルートが有力だとしている。都心へのアクセスを改善することで、訪日外国人客(インバウンド)や外国企業の呼び込みにつなげる狙いがある。

高島氏は11月20日に投開票された市長選で4選を決めたばかり。このタイミングで計画が大きく報じられたことに、林田氏は「びっくりしている」。「どうなるかというのは置いておいて、一般論として…」と前置きした上で、仮に計画が実現すれば福岡空港の国際線の機能が強化され、訪日外国人客がスムーズに都心部に移動できるようになるため「さらに人の流動化が活性化する」と指摘。その上で、次のように歓迎姿勢を示した。

「私ども西鉄という企業は、福岡に根を張って、福岡の町が元気になればなるだけ、グループ全体としてのビジネスチャンスも増えるということなので、全体としてはウェルカムだ」

  • 福岡空港は国際線ターミナルのアクセス改善が課題だ
  • 西日本鉄道(西鉄)の林田浩一社長。国際線ターミナルへの計画について「全体としてはウェルカム」だと述べた

市長選直後に報じられて「びっくりしている」

福岡市の地下鉄は、1993年に1号線(現在の空港線)を延伸する形で博多-福岡空港間が開業。当時は国内線と国際線のターミナルが隣接していたが、99年に現在の国際線ターミナルが開業。都心からのアクセスが不便な状況が続いてきた。

報じられた国際線ターミナルへの乗り入れ計画は、橋本-天神南間を結ぶ七隈線を延伸する形が想定されている。七隈線は23年3月に天神南-博多駅間が開業予定。博多駅から国際線ターミナルに向けて、さらに約3キロ伸ばすルートが有力だとしている。都心へのアクセスを改善することで、訪日外国人客(インバウンド)や外国企業の呼び込みにつなげる狙いがある。

高島氏は11月20日に投開票された市長選で4選を決めたばかり。このタイミングで計画が大きく報じられたことに、林田氏は「びっくりしている」。「どうなるかというのは置いておいて、一般論として…」と前置きした上で、仮に計画が実現すれば福岡空港の国際線の機能が強化され、訪日外国人客がスムーズに都心部に移動できるようになるため「さらに人の流動化が活性化する」と指摘。その上で、次のように歓迎姿勢を示した。

「私ども西鉄という企業は、福岡に根を張って、福岡の町が元気になればなるだけ、グループ全体としてのビジネスチャンスも増えるということなので、全体としてはウェルカムだ」