2022年の最優秀鉄道車両は「京急の通勤型」 どんな特徴が?社長が語った魅力とは

2022年の最優秀鉄道車両は「京急の通勤型」 どんな特徴が?社長が語った魅力とは

  • 「ブルーリボン賞」を受賞した京浜急行電鉄の1000形1890番台 「Le Ciel」(ル・シエル)。京急蒲田駅で行われた受賞式ではテープカットが行われた
  • 1000形1890番台は2021年にお目見えした
  • 車内にも「ブルーリボン賞」のプレートが入った
  • 側面にも「ブルーリボン賞」の文字が入った
  • 有楽町・副都心線を走る17000系(左)と半蔵門線を走る18000系 (右)。ローレル賞の授賞式で、初めて2種類の車両が並んだ
  • 車内の「ローレル賞」のプレート
  • 新木場車両基地には、多くの車両が一堂に会した
  • 手前が17000系、奥が18000系

会員投票で51.6%の支持を得る

ブルーリボン賞は全国の鉄道愛好家らでつくる「鉄道友の会」が創設。1958年の初回は、小田急電鉄の初代ロマンスカー「SE」として知られる3000系に贈られた。最近は特急型の受賞が続いており、21年は近畿日本鉄道の80000系「ひのとり」、20年は西武鉄道の001系「Laview」(ラビュー)、19年は小田急電鉄のロマンスカー「GSE」として知られる70000形、といった具合だ。最後に通勤型に近い車両が受賞したのは17年で、蓄電池を搭載し、「DENCHA」(デンチャ)の愛称で知られるJR九州のBEC819系だった。

今回選考の対象になったのは、21年に「日本国内で営業運転を正式に開始した新造および改造車両」。選考委員長の加藤幸弘氏によると、20系列・形式が該当し、そのうち5系列・形式が候補として推薦された。その上で会員からの投票や選考委員会による審議で受賞車両を決めた。投票では、1000形1890番台の支持率が51.6%に達したという。

現行の1000形は1959年に登場した「初代1000形」の後を継ぐ形で02年にアルミ製車両が登場し、07年からステンレス車として製造が続いている。今回受賞した1000形1890番台は、その派生形だ。ロングシートとクロスシートを切り替えられる機能(L/C腰掛)や、トイレを京急としては初めて備えたのが特徴だ。

  • 「ブルーリボン賞」を受賞した京浜急行電鉄の1000形1890番台 「Le Ciel」(ル・シエル)。京急蒲田駅で行われた受賞式ではテープカットが行われた
  • 1000形1890番台は2021年にお目見えした
  • 車内にも「ブルーリボン賞」のプレートが入った
  • 側面にも「ブルーリボン賞」の文字が入った
  • 有楽町・副都心線を走る17000系(左)と半蔵門線を走る18000系 (右)。ローレル賞の授賞式で、初めて2種類の車両が並んだ
  • 車内の「ローレル賞」のプレート
  • 新木場車両基地には、多くの車両が一堂に会した
  • 手前が17000系、奥が18000系

会員投票で51.6%の支持を得る

ブルーリボン賞は全国の鉄道愛好家らでつくる「鉄道友の会」が創設。1958年の初回は、小田急電鉄の初代ロマンスカー「SE」として知られる3000系に贈られた。最近は特急型の受賞が続いており、21年は近畿日本鉄道の80000系「ひのとり」、20年は西武鉄道の001系「Laview」(ラビュー)、19年は小田急電鉄のロマンスカー「GSE」として知られる70000形、といった具合だ。最後に通勤型に近い車両が受賞したのは17年で、蓄電池を搭載し、「DENCHA」(デンチャ)の愛称で知られるJR九州のBEC819系だった。

今回選考の対象になったのは、21年に「日本国内で営業運転を正式に開始した新造および改造車両」。選考委員長の加藤幸弘氏によると、20系列・形式が該当し、そのうち5系列・形式が候補として推薦された。その上で会員からの投票や選考委員会による審議で受賞車両を決めた。投票では、1000形1890番台の支持率が51.6%に達したという。

現行の1000形は1959年に登場した「初代1000形」の後を継ぐ形で02年にアルミ製車両が登場し、07年からステンレス車として製造が続いている。今回受賞した1000形1890番台は、その派生形だ。ロングシートとクロスシートを切り替えられる機能(L/C腰掛)や、トイレを京急としては初めて備えたのが特徴だ。