京田、高橋周は1軍確約もなし
京田、高橋周は三遊間でレギュラーを張ってきた選手だが、もはや1軍の座さえ確約されていない。京田は正遊撃手として立浪監督の期待が大きかったが、今季43試合出場にとどまり、打率.172、3本塁打、8打点。首脳陣の印象も良いとは言えない。2022年5月4日のDeNA戦(横浜)で試合途中に名古屋へ強制送還。攻守に覇気のないプレーを見せたのが原因だった。その後も打撃の調子が上がらず、1、2軍を往復。遊撃手の座を高卒3年目の土田に奪われた。遊撃の守備能力は球界屈指と言われていただけに、このまま終わるのはもったいない。
高橋周は18年からレギュラーに定着。アベレージヒッターとして生きる道を見出し、20年に自身初の打率.305をマークしたが、昨季は打率.259、5本塁打と結果を残せず。今季も開幕直前に左足首を捻挫して出遅れ、8月も右脇腹の肉離れで二軍降格と度重なる故障が影響し、78試合出場で打率.249、2本塁打、21打点。長打を狙うか、確実性を求めるか試行錯誤を繰り返しているように見える。
打の中日打線で奮闘した阿部がトレードで楽天に移籍した衝撃は大きい。さらなる改革が断行される可能性は十分に考えられる。(中町顕吾)