訪日客の9割が観光客、そのうち8割が個人旅行だった
政府は22年2月まで1日あたりの入国者数の上限を3500人に設定していたが、3月1日に5000人、3月14日に7000人、4月10日に1万人、6月1日に2万人と段階的に引き上げた。6月10日から観光客の受け入れも再開した。
ただ、訪日客数は必ずしも右肩上がりというわけではなく、4月は13万9548人、5月が14万7046人、6月(推計値)は12万0400人といった具合だ。
JNTOの統計とは別に、出入国在留管理庁は22年6月分から、観光目的で入国した人の数を公表している。6月が252人、7月が7903人だ。現時点では観光客の割合はきわめて小さく、大半がビジネス客だとみられる。JNTOの統計によると、19年7月の訪日客299万1189人のうち、観光客が271万3329人と90.7%を占めていた。当時の状況とは対照的だ。
旅行・航空会社関係者がそろって指摘するハードルが、(1)ビザの取得が必要(2)日本に向けて出発する際にPCR検査の陰性証明も必要(3)個人旅行が解禁されていない、の3つだ。特に大きいのが(3)だ。観光庁の19年の「訪日外国人消費動向調査」では、日本を訪れた人がどのように旅行を手配したかを調べている。それによると、団体ツアーが16.9%、航空券とホテルがセットになった「個人旅行パッケージ」が6.5%、航空券やホテルを別々に手配する「個別手配」が76.6%だった。
訪日客の9割が観光客、そのうち8割が個人旅行だった
政府は22年2月まで1日あたりの入国者数の上限を3500人に設定していたが、3月1日に5000人、3月14日に7000人、4月10日に1万人、6月1日に2万人と段階的に引き上げた。6月10日から観光客の受け入れも再開した。
ただ、訪日客数は必ずしも右肩上がりというわけではなく、4月は13万9548人、5月が14万7046人、6月(推計値)は12万0400人といった具合だ。
JNTOの統計とは別に、出入国在留管理庁は22年6月分から、観光目的で入国した人の数を公表している。6月が252人、7月が7903人だ。現時点では観光客の割合はきわめて小さく、大半がビジネス客だとみられる。JNTOの統計によると、19年7月の訪日客299万1189人のうち、観光客が271万3329人と90.7%を占めていた。当時の状況とは対照的だ。
旅行・航空会社関係者がそろって指摘するハードルが、(1)ビザの取得が必要(2)日本に向けて出発する際にPCR検査の陰性証明も必要(3)個人旅行が解禁されていない、の3つだ。特に大きいのが(3)だ。観光庁の19年の「訪日外国人消費動向調査」では、日本を訪れた人がどのように旅行を手配したかを調べている。それによると、団体ツアーが16.9%、航空券とホテルがセットになった「個人旅行パッケージ」が6.5%、航空券やホテルを別々に手配する「個別手配」が76.6%だった。