セCS争い「巨人は現状厳しい」投壊&コロナ大量離脱で試練 DeNA・広島・阪神の三つ巴か

セCS争い「巨人は現状厳しい」投壊&コロナ大量離脱で試練 DeNA・広島・阪神の三つ巴か

  • 巨人・原辰徳監督

「特に救援陣は疲労もたまっている」

「オールスターの中断期間を挟むのが救いではありますが、コロナで陽性判定された選手はコンディションを上げなければいけないので最短の10日後に戻ってこられると計算しない方がいいでしょう。野手の人数が少ないのでどうやって戦っていくか。苦しい戦いが続いている巨人ですが、後半戦はスタートから試練を迎えることになりそうです」(スポーツ紙記者)

巨人と同様にコロナで主力選手が大量離脱したヤクルトは7月中旬に今季ワーストの6連敗を喫したが、19、20日の巨人戦に連勝して5カードぶりの勝ち越しを決めるなどチームの状態は底を脱した感じがある。主力も続々復帰することから大失速することは考えにくい。2位・DeNAに11.5ゲームの大差をつけていることからリーグ連覇はほぼ間違いないだろう。

注目されるのは熾烈なCS争いだ。DeNAから5位の巨人まで2.5ゲーム差の間に4球団がひしめいている。後半戦はどのような戦いになるだろうか。

「秋山翔吾が加入した広島は勢いを感じますね。阪神は投手陣が安定しているので、得点力がカギを握ります。DeNAはオースティンが戻ってくればヤクルトに引けを取らない強力打線になる。投手陣も安定してきているので十分に戦える。巨人は打線が破壊力十分ですが、投手陣が崩壊寸前です。特に救援陣は疲労もたまっている。原監督は百戦錬磨で経験値のある選手がそろっていますが現状は厳しい。広島、DeNA、阪神の三つ巴の争いになるのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

後半戦は各球団のプライドをかけたCS争いに注目が集まりそうだ。

(中町顕吾)