三十年以上にわたりケーブル業界を深耕してきた魯能泰山曲阜ケーブル有限公司は、常に技術革新を旗印とし、ケーブル分野において知恵と力を結集しながら、経営実践の中でグリーンかつ高品質な発展の道を歩んできました。
生産工場では、新型省エネ導線の生産ラインが高速で稼働しており、伸線、焼鈍、撚線といった工程が緊密に連携し、忙しさにあふれた光景が広がっています。
「従来のアルミ（導線）の導電率は61％IACSでしたが、省エネ導線はアルミ導線の材料性能を高め、導電率を62.5％に引き上げました。これにより送電容量が拡大し、許容電流も大きくなります。」と、魯能泰山曲阜ケーブル有限公司技術研究開発部主任の王春紅氏は記者に語りました。
送電分野における革新製品として、省エネ導線はエネルギー損失を抑制し、送電効率を向上させ、コスト削減を実現できることから、市場で高い評価を受けています。2021年、同社は省エネ導線の研究開発に着手し、材料配合の最適化、生産工程の改善、微細組織の制御といった技術的手法を通じて導電率を1.5％向上させ、業界をリードする水準に到達しました。
「国内業界の材料技術が進歩すれば、63％に達する見込みです。今後さらに技術的なブレークスルーを進めていきます。」と王春紅氏は話しました。
近年、魯能泰山曲阜ケーブルは研究開発と革新に力を入れ、企業のコア競争力を継続的に高めています。現在、同社は国家特許43件、実用新型特許41件を取得しており、毎年売上収入の3％を製品開発に投入しています。同時に、電力ケーブル、架空導線、光ケーブル、OPGW（光ファイバー複合架空地線）、鉱山用難燃ケーブル、電気装備用ケーブルなど、多品種かつ広範囲をカバーするケーブル製品供給体系を形成。通信ケーブル、電力ケーブルはいずれも「山東名牌製品」に認定されています。
「会社では20台以上の高度自動化生産ラインを導入し、PLM・ERP・MESといったデジタル業務システムを実施することで、受注から計画、生産実行、倉庫物流まで全プロセスのデジタル管理を実現しました。」と王春紅氏は語り、「今年の受注は非常に好調で、生産量は毎月過去最高を更新し、上半期の売上高は7億元を超えました」と続けました。
今年、魯能泰山曲阜ケーブルは市の第1四半期「好スタート」政策奨励を受け、企業の急速な発展に新たな原動力を注入しました。新たに開発された高導電架空導線、アルミ合金電力ケーブルなどの製品はすでに市場で広く使用されており、また、インテリジェント化・グリーン化生産に適した採炭機用光電複合ゴムシースケーブルは産業試験用安全認証を取得しました。
「当社は時間と任務の双方で『前半目標達成』を順調に実現し、『2025年山東省スマート製造優良シナリオ』にも選出されました。」と魯能泰山曲阜ケーブル有限公司副総経理の肖国華氏は述べました。さらに、同社は研究開発投資を拡大し、技術水準と市場競争力を不断に高め、国家電網、中国華能、中国聯通といった主要顧客との協力を深化させ、受注に基づいた体制で企業の安定的かつ持続的な経営を確保していく方針です。
通信員：张荣臻 陈宇航